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スティーブ・ジョブス伝説のスピーチ

マッキントッシュパソコンやiPhoneなどの製造販売するアップルコンピューターは、良く知られています。2024年度売上高は59兆円(トヨタ自動車は47兆円)、時価総額は431兆円8600億円で世界1位です。

アップルコンピュータ―の創業者スティーブ・ジョブスが2005年6月にスタンフォード大学卒業式で行ったスピーチが、多くに人に感銘を与えたことで知られています。


スタンフォード大学で行われた伝説のスピーチ


スティーブ・ジョブズ氏が2005年6月に行ったスピーチは、自分の人生体験を「点と点でつなぐ」「愛と喪失」「死について」という3つのストーリーで語りました。

Macカリグラフィ


①点と点をつなぐ

最初の話は大学中退後に授業に潜り込んで参加したカリグラフィ(書体)のクラスが、Appleのマッキントッシュの美しいタイポグラフィにつながったことです。

これがなければ、その後のPCフォントは全く異なったものになっただろうと言われています。ジョブズ氏は「将来を見据えて点と点を繋ぐことはできないが、後で振り返ったときに繋がりが見える」と語ります。

リード大学では当時、全米で最も優れたカリグラフの講義を受ける事が出来ました。退学を決めて必須の授業を受ける必要がなくなったので、カリグラフの講義で学ぼうと思いました。そして何がカリグラフを美しく見せる秘訣なのかを会得しました。化学ではとらえきれない伝統的で芸術的な文字の世界のとりこになったのです。

当時はこれが何かの役に立つとは考えもしません。ところが10年後、最初のマッキントッシュを設計していた時、カリグラフの知識が急に蘇ってきたのです。

その知識をすべてマックに注ぎ込みました。美しいフォントを持つ最初のコンピューターの誕生です。もし私が退学を決意しなかったら、パソコンが現在の様なすばらしいフォントを備える事はなかった。

先々の為に点と点をつなげる意識などありませんでした。今振り返ると、将来役立つことを大学でしっかり学んでいたのです。

初代マッキントッシュ


②愛と喪失

次の話はAppleでの成功と失敗についてです。ジョブズ氏は20代でAppleを創業してマッキントッシュを発売し大成功を納めますが、その後経営陣と対立してAppleを追われることとなります。

その時はかなり落ち込みましたが、自分の好きなことに再挑戦することにより、もう一度クリエイティブな仕事をすることができたと語っています。

アップルを追われなかったら、今の私は無かったでしょう。非常に苦い薬でしたが、つらい経験は必要でした。

最悪の出来事に見舞われても、信念を失わないこと、自分の仕事を愛してやまなかったから前進し続けられました。仕事は人生の一大事です。

やりがいを感じることができるただ一つの方法は、素晴らしい仕事だと心底思うことをやることです。偉大なことをやり抜くただ一つの道は、仕事を愛することです。

好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。決して立ち止まってはいけない。本当にやりたいことが見つかる時は、不思議と自分でもすぐにわかるはずです。

すばらしい恋愛と同じように、時間が経つごとに良くなっていくものです。探し続けてください。絶対に、立ち尽くしてはいけません。

最新iMac

③死について

最後の話はジョブズ氏の病気についてです。彼は前年に膵臓がんと診断され、余命わずかと言われたものの、その後の手術で一命をとりとめます。

この経験から「死を意識することの大切さ」について、確信を持つようになった。ジョブズ氏はその後毎朝「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と自分に問いかけるようになりました。

自分はもうすぐ死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、失敗する不安、これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。

本当に大切なことしか残らない。自分は死ぬのだと思うことが、敗北する不安にとらわれない最良の方法です。我々はみんな最初から裸です。自分の心に従わない理由はないのです。

あなたの時間は限られています。だから、本位でない人生を生きて時間を無駄にしないで下さい。ドグマ(教義)にとらわれてはいけない。

それは他人の考えに従って生きることと同じです。他人の考えに溺れるあまり、あなたの内なる声かき消されないように。そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。

あなたの心や直感は、自分がとん等に何をしたいのかをもう知っているはず。他の事は二の次で構わないのです。

iPhone16

アップルのブランディングは、世界第1位を3年連続獲得しています。アップルのブランディングの強さは最近のものでなく、2005年の時点ですでにアップルはGoogleを上回っています。

その強さは製品力です。皆さんが携帯を買うときに「iPhone」を選ぶのは、衝動的な買い物ではなく計画した買い物だということが多いのではないでしょうか。

また、iPhoneを一度買ってその良さに気付き、新しいiPhoneが発売されるたびに新製品を買いたくなると思います。

企業目線からこの状態を考えてみると、宣伝や広告をしなくても顧客が商品を購入してくれる仕組みが整っていることになります。

アップルの戦略とは
アップルが成果を出すことが出来たのは、デザイン性と機能性に長けたデザインのコンピューターを作り出そうとしたからです。

商品企画には、マーケットインとプロダクトアウトという2種類があります。マーケットインの商品企画は、市場調査を綿密に行い顧客の声を分析することで、顧客の求めている商品のニーズや機能を洗い出します。

アップルの創業者ジョブズ氏はマーケットインではなく、プロダクトアウトの戦略をとりました。プロダクトアウトとは、会社の造りたい物や理念を基準に商品開発をすることです。

ジョブズ氏が考えたのは顧客がまだ築いていない本質を突く商品を開発することでした。それは世界に先駆けたスマートフォンや高画像処理可能なパソコンの開発販売に繋がります。

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