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パラパラ漫画

正月休みで手持ち無沙汰な皆さんへ、時間つぶしに丁度良いお話です。

最近パラパラ漫画がユーチューブで人気があります。始まりは、お笑い芸人「鉄拳」さんが紙芝居を持ち芸として一世を風靡され、それがユーチューブ動画サイトにアップされたことによります。作品の中で「振り子」などは海外で人気がある様です。
現代メディアの基本はパラパラ漫画の様な、「少しずつ変化している」複数の静止画を「連続して」見せていくことです。
ちなみに、映画の場合は1秒間に24枚、テレビ放送も1秒間に約30枚の静止画を表示しています。

鉄拳「きらり輝く」

地方自治体や企業からの依頼で作られた作品も多く、「きらりかがやく」や「小さな便り、大きな便り」など名作があります。

鉄拳「小さな便り、大きな便り」

花王「ニュンとも清潔トイレ」のPR動画。猫と飼い主の絆にホロリとさせる。

パラパラ漫画には音声が無く、昔のサイレントムービーと同じです。日本語に字幕を付けたものが海外で反響を呼んでいる模様。
アナログ感が人のぬくもりを感じる。鉄拳さんの動画に生きる希望や夢を抱かせられるなど、感動のコメントが寄せられています。

鉄拳「つたえたい、心の手紙」

鉄拳さんのパラパラ漫画は母をテーマにした動画が多い様で、母親への感謝の気持ちを感じます。


短時間で完結する、それが動画サービス視聴のメリット。YouTube、ニコニコ動画、tiktokなどの動画サービスの総視聴率が2023年テレビ87%、動画85%と拮抗しています。近いうちに逆転されそうです。

全盛期のバラエティ番組(1980~2010年代)

テレビ業界は、新聞購読者減少、テレビの広告収入減少などにより、テレビ番組の制作費削減を余儀なくされているようです。
面白いテレビ番組ができない。視聴者が減少し、更に良いテレビ番組が作れないと、悪循環となっています。テレビ業界も根本的な脱皮が必要ですね。

 
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