2025.7.27
韓国「朝鮮日報」記事
韓国最大の新聞「朝鮮日報」日本語版が面白い!!
朝鮮日報は、大韓民国の日刊新聞です。日本統治時代の1920年3月5日に創刊。東亜日報と並んで韓国で最も歴史が長い新聞社であり、発行部数は韓国最大。政治的には保守的な論調が多い。
韓国の新聞「朝鮮日報」と「中央日報」各日本語版の記事を見ると、日本の記事がよく掲載されています。
結構偏った内容で韓国の論調がわかり面白いです。2025年7月21日に日本製鉄、USスチールの記事がありましたので紹介します。
トランプ米大統領に勝った「鉄の交渉家」橋本英二【朝鮮日報コラム】

柳井(リュ・ジョン)記者
日本製鉄の橋本英二会長が日本のメディアの前に登場し始めたのは2022年のことだ。平社員として入社して40年で社長に就任し、歴代最大の損失を出した日本製鉄を2年で歴代最大利益へと反転させた。
「計画は一流、実行は三流、弁明は超一流」と批判し、内部改革に乗り出した結果だ。
そんな橋本会長が2023年12月「USスチールを20兆ウォン(約2兆1000億円)で買収する」と発表した時、神の一手だと思った。
中国製に押され、米国関税に阻まれた韓国鉄鋼業界の突破口は米国での現地生産しかないと思ったが、日本が先手を打ったのだ。
だが、米政界と労組の反対に阻まれた上、1月にバイデン元大統領が「買収不許可」の決定を下したことで、放棄が避けられないかのように思われた。
それでも米政府を相手に訴訟を起こし、「再審査」を要請した際には到底無謀としか思えなかった。だがそれから5カ月後、劇的にトランプ大統領から買収許可が下りた。
橋本会長は一体どのようにして「克トランプ」に成功したのか。
鉄鋼ゲームは日本が勝利

まず、トランプ氏に対する認識が違った。人々はトランプ氏を「どこに行くか分からない変わり者」と考える。
しかし、橋本氏はトランプ氏を「柔軟な交渉家」と認識した。特にトランプ氏はバイデン元大統領の決定を覆すことが好きなので、むしろ勝算があると見た。
橋本会長は「世の中に偶然はない。トランプ氏をただの「変な人」として片付けてはならない」と主張した。
第二に、トランプ氏が望むことの本質を見抜いていた。USスチールは米国のものでなければならないというトランプ氏、USスチールを100%完全子会社としてのみ買収するという日本製鉄。
この二つは決して妥協できないように見えた。ところが橋本氏は、双方の立場から最小限の共通点を見いだした。
USスチールの最後の統制権は米国が持ち、実務経営権は日本製鉄が持つということ。まさに米国政府が中心的事項にだけ拒否権を持つ「黄金株1株」だった。
また「USスチール」という社名を変えないだけではなく、CEO(最高経営責任者)にも米国人を任命すると約束したのだ。
トランプ氏の過去の発言と書籍を参考にしたほか、トランプ氏の側近に最大限接触することで、彼が望むことが何なのかを研究した結果だ。
トランプトイレブラシ

第三に、トランプ氏の体面を保った。橋本会長は「数字と論理」で下した結論を絶対に曲げない「鉄の交渉家」と呼ばれる。
今回も「日本製鉄の資本と技術でなければUSスチールの未来はない」と断言した。しかし、トランプ氏に最大限配慮した。
「買収」の代わりに「パートナーシップ」、「完全子会社化」の代わりに「米国の統制」という言葉を使った。「米国内の110億ドル(約1兆6200億円)の投資」も新たに提示した。
何より1年半の間、諦めを知らなかった橋本会長の不退転の信念は、この交渉の核心とも言えるだろう。
橋本会長は「一時、世界最高だった日本製鉄を再び最高にしたい。そのためにはUSスチールが必ず必要だった。
リスクを負わないことこそが最大のリスクだ」と述べた。米国との関税談判を控えた韓国当局者たちも、彼の交渉術から良いヒントを得ることを望む。
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朝鮮日報は、大韓民国の日刊新聞です。日本統治時代の1920年3月5日に創刊。東亜日報と並んで韓国で最も歴史が長い新聞社であり、発行部数は韓国最大。政治的には保守的な論調が多い。
韓国の新聞「朝鮮日報」と「中央日報」各日本語版の記事を見ると、日本の記事がよく掲載されています。
結構偏った内容で韓国の論調がわかり面白いです。2025年7月21日に日本製鉄、USスチールの記事がありましたので紹介します。
トランプ米大統領に勝った「鉄の交渉家」橋本英二【朝鮮日報コラム】

柳井(リュ・ジョン)記者
日本製鉄の橋本英二会長が日本のメディアの前に登場し始めたのは2022年のことだ。平社員として入社して40年で社長に就任し、歴代最大の損失を出した日本製鉄を2年で歴代最大利益へと反転させた。
「計画は一流、実行は三流、弁明は超一流」と批判し、内部改革に乗り出した結果だ。
そんな橋本会長が2023年12月「USスチールを20兆ウォン(約2兆1000億円)で買収する」と発表した時、神の一手だと思った。
中国製に押され、米国関税に阻まれた韓国鉄鋼業界の突破口は米国での現地生産しかないと思ったが、日本が先手を打ったのだ。
だが、米政界と労組の反対に阻まれた上、1月にバイデン元大統領が「買収不許可」の決定を下したことで、放棄が避けられないかのように思われた。
それでも米政府を相手に訴訟を起こし、「再審査」を要請した際には到底無謀としか思えなかった。だがそれから5カ月後、劇的にトランプ大統領から買収許可が下りた。
橋本会長は一体どのようにして「克トランプ」に成功したのか。
鉄鋼ゲームは日本が勝利

まず、トランプ氏に対する認識が違った。人々はトランプ氏を「どこに行くか分からない変わり者」と考える。
しかし、橋本氏はトランプ氏を「柔軟な交渉家」と認識した。特にトランプ氏はバイデン元大統領の決定を覆すことが好きなので、むしろ勝算があると見た。
橋本会長は「世の中に偶然はない。トランプ氏をただの「変な人」として片付けてはならない」と主張した。
第二に、トランプ氏が望むことの本質を見抜いていた。USスチールは米国のものでなければならないというトランプ氏、USスチールを100%完全子会社としてのみ買収するという日本製鉄。
この二つは決して妥協できないように見えた。ところが橋本氏は、双方の立場から最小限の共通点を見いだした。
USスチールの最後の統制権は米国が持ち、実務経営権は日本製鉄が持つということ。まさに米国政府が中心的事項にだけ拒否権を持つ「黄金株1株」だった。
また「USスチール」という社名を変えないだけではなく、CEO(最高経営責任者)にも米国人を任命すると約束したのだ。
トランプ氏の過去の発言と書籍を参考にしたほか、トランプ氏の側近に最大限接触することで、彼が望むことが何なのかを研究した結果だ。
トランプトイレブラシ

第三に、トランプ氏の体面を保った。橋本会長は「数字と論理」で下した結論を絶対に曲げない「鉄の交渉家」と呼ばれる。
今回も「日本製鉄の資本と技術でなければUSスチールの未来はない」と断言した。しかし、トランプ氏に最大限配慮した。
「買収」の代わりに「パートナーシップ」、「完全子会社化」の代わりに「米国の統制」という言葉を使った。「米国内の110億ドル(約1兆6200億円)の投資」も新たに提示した。
何より1年半の間、諦めを知らなかった橋本会長の不退転の信念は、この交渉の核心とも言えるだろう。
橋本会長は「一時、世界最高だった日本製鉄を再び最高にしたい。そのためにはUSスチールが必ず必要だった。
リスクを負わないことこそが最大のリスクだ」と述べた。米国との関税談判を控えた韓国当局者たちも、彼の交渉術から良いヒントを得ることを望む。

