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東日本大震災「日本から学ぶ10のこと」


毎日新聞、2面「時代の風」欄に世界銀行副総裁、西水美恵子さんが寄稿、「日本から学ぶ10のこと」を紹介します。

2011年3月11日、東京にいた部下の女性から大地震の知らせを聞きました。部下は地震直後の東京で多くのひとが整然と助け合っている事に感動したと言いました。この部下がワシントンに戻り、「日本人の対応が国連、世界銀行、IMFはもとより世界中を駆け回っている」とメールを転送してきました。その内容は次のとおり。
「日本から学ぶ10のこと」
1.静寂
悲痛に胸を打つ姿や、悲観に取り乱す姿など、見当たらない。悲しみそのものが気高い。
2.威厳
水と食料の配給を整然と待つ人々。そこに声を荒げる人、粗野な行動をとる人間はいない。
3.能力
例えば、驚くべき建築家たち。ビルは揺れたが、崩れなかった。
4.品格
ひとびとは、全員の手に渡るようにと、それぞれが自分に必要なものだけ買った。
5.秩序
店舗では、略奪がおこらない。路上では、無謀な車の追い越しもクラクションを鳴らす車もない。思慮分別のみがある。
6.自己犠牲
原子炉に海水を注入するべく、50人の従業員が、原発に留まった。彼らにこの恩を、どう返せばいいのだろう。
7.優しさ
レストランは値下げをし、整備されていないATMに手を出す者もいない。強い立場の者は、弱い立場の者を気遣っていた。
8.訓練
老人も子供も、すべての人が何をすべきか知っていた。そして彼らは、淡々とすべきことをした。
9.報道
崇高な節度を保つ速報。メディアは見事な自制を見せた。愚かな記者やキャスターなどいない。平静なルポのみがある。
10.良心
停電になった時、レジに並んでいた人々は、品物を棚に戻して静かに店を出た。
 

日いずる国で起っていることに真の啓示を感じる。

もう13年前になりますが、巨大津波が日本を襲いました。流される家の上で老婆が手を合わす様子がテレビで放送され、多くの方が衝撃を受けたことでしょう。また世界中の国、人々から支援を頂いたことに感謝をしなければなりません。 忘れてはならない出来事でした。

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