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帯状疱疹の定期接種

日本国内で2025年度から「定期接種」になる予定の帯状疱疹。米国疾病予防管理センター(DCC)では、原因は明確に分かっていないが帯状疱疹の罹患率が徐々に増加していると発表。厚生労働省も「高齢化や水痘流行動向だけでは説明できない」としています。

帯状疱疹の発生率増加と背景要因

帯状疱疹の発生率は、世界的に見ても増えていると報告されています。
米国では、1990年代から2000年代にかけて年間の発生率が大きく上昇し、35歳以上の集団では1993年に1000人あたり2.5人だった発生率が2006年には6.1人、2016年には7.2人へと増加したという大規模な研究結果があります。
帯状疱疹は、子供の頃にかかった水ぼうそうウイルスが原因で発症します。高齢や疲労が要因で免疫が低下し、ウイルスが再び活動を始め、帯状疱疹が発症します。

帯状疱疹神経痛

日本でも同様の上昇傾向があります。
宮崎県での20年間の疫学調査(1997-2017)によると、年間の平均発症率が1000人あたり4.69人で、調査期間中約68%も上昇したことが報告されています。
特に50代以降で急増し、女性70代、男性80代で発祥のピークを迎え、高齢になるほどリスクが高まることが示されました。
高齢者が帯状疱疹を発症すると、帯状疱疹神経痛(PHN)という合併症を併発するリスクが高まります。

帯状疱疹の治療とケア

PHNを予防するには、帯状疱疹の早期発見と適切な治療です。PHNを発症してしまった場合の治療法は、薬による治療、直接的な体への治療、心をケアする治療があります。
帯状疱疹の基本的な治療には、抗ウイルス薬と鎮痛薬が使われます。抗ウイルス薬は体内でウイルスが増殖するのを防ぎ、症状の軽減と早期回復を促します。また、帯状疱疹特有の強い痛みに対しては鎮痛薬が処方され、患者の苦痛を和らげます。

家族のサポート

高齢の家族が帯状疱疹を発症したときには、家族のサポートが大切です。早期に治療を始めることで症状に悪化を防ぐことができるため、症状に気付いたら早めに病院を受診するよう促しましょう。高齢者の痛みを我慢して病院に行かない方もいるため、家族が積極的に受診を勧めることが重要です。

2025年度から定期接種へ

高齢者向け帯状疱疹ワクチンが2025年度から定期接種となる予定です。ワクチン接種は、帯状疱疹の予防に特に効果的な方法として注目されています。現在、「生ワクチン」と「組み換えワクチン」の2種類が接種かので、接種後1年以内の発症予防効果は38%~68.7%とされています。特に生ワクチンには、PHNをの発症リスクを約70%軽減する効果があり、この予防効果は7年以上持続することがわかっています。
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