2025.2.21
日本版GPS「みちびき」
令和7年2月2日、種子島宇宙ロケットセンターからH3ロケット5号機(みちびき6号)が発射されました。打ち上げ成功は、日本測位技術の更なる発展に向けた大きな一歩となりました。
みちびき6号機

カーナビ、Googleマップなどで使われている米国GPSですが、国産の測位衛星を持っているかいないかでは、大きな違いがあります。GPSとは米国通測位衛星のことで、コンピュータ、インターネット同様、軍事目的で米国が開発に着手。1993年から運用が始まっています。
日本版GPSは2010年からです。池井戸潤原作「下町ロケット」で描かれた、初の国産ロケット開発に日本の技術が集結しました。
日本の軍事衛星

ロシアのウクライナ侵攻で注目されているドローン。これからの軍事的戦略はドローンがカギを握っているのは確実です。そのドローンは測位衛星と通信しながら飛行制御され、測位衛星無しではほぼ機能しません。また自衛隊イージス・システム搭載艦、F-15J戦闘機、地対空ミサイルなど最新鋭の軍事武器は測位衛星がなければ無力化します。
日本は北朝鮮のテポドン発射などを踏まえ、独自の情報を入手する目的で2003年から軍事衛星を打ち上げ始め、2020年11月の光学衛星「光学衛星7号機」は解像度30㎝と高い解像度を誇っています。
位置を価値へ(みちびき7機体制の実現)

準天頂衛星システム(愛称:みちびき)は日本及びアジア太平洋地域向けの衛星測位システム(GNSS)です。全地球を対象とする米国の全地球航法衛星システム(GPS)と異なり、静止することで特定地域の位置情報サービスを提供します。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)はみちびき7機体制で、他国のGNSSを利用せず国産測位衛星のみで正確な位置情報を提供できるとしています。
みちびきは2010年9月に1号機を打ち上げ、2025年現在は6機体制で他国のGNSSを併せて位置情報提供を行っています。
下町ロケットの舞台、東京都大田区

2015年秋に放送された、作家池井戸潤さん原作の人気ドラマ「下町ロケット」。モノづくり日本の原点となった、世界最高レベルの技術を誇る下町の中小企業と、夢と情熱を持った人々を描いたドラマ。
車のナビは今や日常となっていますが、使用に耐える精度の高い測位衛星を打ち上げるのは日本の悲願でした。それを支えたのが99.7%を占める日本の中小企業でした。
ナビ精度と自動運転

自動運転は国産測位衛星の精度に依存しています。今年打ち上げ予定みちびき7号機により、国産機のみで直線道路で1m以内の誤差になる。GPSと同程度の精度が確保でき自動運転の実現に大きく貢献します。
衛星数が画期的に増加

2月21日19:00、屋内で見た実際の衛星補足画面です。5年前は屋内で1、2機しか表示されませんでしたが「みちびき」のおかげで、10以上の衛星を補足できるようになりました。
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みちびき6号機

カーナビ、Googleマップなどで使われている米国GPSですが、国産の測位衛星を持っているかいないかでは、大きな違いがあります。GPSとは米国通測位衛星のことで、コンピュータ、インターネット同様、軍事目的で米国が開発に着手。1993年から運用が始まっています。
日本版GPSは2010年からです。池井戸潤原作「下町ロケット」で描かれた、初の国産ロケット開発に日本の技術が集結しました。
日本の軍事衛星

ロシアのウクライナ侵攻で注目されているドローン。これからの軍事的戦略はドローンがカギを握っているのは確実です。そのドローンは測位衛星と通信しながら飛行制御され、測位衛星無しではほぼ機能しません。また自衛隊イージス・システム搭載艦、F-15J戦闘機、地対空ミサイルなど最新鋭の軍事武器は測位衛星がなければ無力化します。
日本は北朝鮮のテポドン発射などを踏まえ、独自の情報を入手する目的で2003年から軍事衛星を打ち上げ始め、2020年11月の光学衛星「光学衛星7号機」は解像度30㎝と高い解像度を誇っています。
位置を価値へ(みちびき7機体制の実現)

準天頂衛星システム(愛称:みちびき)は日本及びアジア太平洋地域向けの衛星測位システム(GNSS)です。全地球を対象とする米国の全地球航法衛星システム(GPS)と異なり、静止することで特定地域の位置情報サービスを提供します。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)はみちびき7機体制で、他国のGNSSを利用せず国産測位衛星のみで正確な位置情報を提供できるとしています。
みちびきは2010年9月に1号機を打ち上げ、2025年現在は6機体制で他国のGNSSを併せて位置情報提供を行っています。
下町ロケットの舞台、東京都大田区

2015年秋に放送された、作家池井戸潤さん原作の人気ドラマ「下町ロケット」。モノづくり日本の原点となった、世界最高レベルの技術を誇る下町の中小企業と、夢と情熱を持った人々を描いたドラマ。
車のナビは今や日常となっていますが、使用に耐える精度の高い測位衛星を打ち上げるのは日本の悲願でした。それを支えたのが99.7%を占める日本の中小企業でした。
ナビ精度と自動運転

自動運転は国産測位衛星の精度に依存しています。今年打ち上げ予定みちびき7号機により、国産機のみで直線道路で1m以内の誤差になる。GPSと同程度の精度が確保でき自動運転の実現に大きく貢献します。
衛星数が画期的に増加

2月21日19:00、屋内で見た実際の衛星補足画面です。5年前は屋内で1、2機しか表示されませんでしたが「みちびき」のおかげで、10以上の衛星を補足できるようになりました。