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知らない力

「知らない力」と題された2024年ハーバード大学主席卒業生、シュルティ・クマール氏のスピーチです。

シュルティ・クマール氏


スピーチを要約(難解な言い回しがあります)

私は南アジア移民の末裔です。一族で大学に行くのは私が初めてでした。ハーバード大学に入学したいと思い、願書の出し方を両親に聞くのですが知らないとしか答えてくれません。私は、「知らない」と「分からない」では意味が違うのではと思うようになりました。
最初「分からない」では無力感、答えが無い、方法が無いように感じさせ、敗北を認めるようになものだと思っていました。

ガザ地区

わたしはガザ地区の出来事に反対しました。イスラエルの侵攻に反対を唱えた多くの学生が処分されました。処分したハーバード大に対し強い怒りを感じています。ガザ地区の現状について大学側は「知らない」と答えます。そこに「知らない力」を感じました。
「知らない力」は一種の倫理的立場であり、それは共感、謙虚さ、学ぶ意欲を生みます。しかし、私は「分からない」を選びます。そうすることで質問し、聞く力を得られます。

ハーバード大学

多くの人が「知らない」からどうでもいい。「分からない」のは他人が悪いと言います。「知らない」のに知っているように振舞うのではなく「分からない」と答える事が重要だと思います。
「分からない」から教えてもらう。理解できないと最初から諦めるのではなく、理解しようとすることが大切だと思います。

ウクライナ戦争

ガザ地区やウクライナを見ていると、争うより、歩み寄りは出来ないだろうか?同じ生物なのだから。まず「向き合う」こと、「聞く耳をもつ」こと、「寄り添うこと」が大事ではないでしょうか。
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